ロープ製造技術と、エレクトロニクス技術を組み合わせた舶用イルミネーションシステム/スワンライトロープの LED電球色仕様を開発
近年、LEDによる大型屋外ディスプレイや信号機等への採用によりLEDに対する社会的感心が次第に高まっております。折しも平成17年2月に京都議定書が発効され、地球温暖化防止等環境に対する世界的意識の向上と原油の値上がりが更にこれを加速しております。高木綱業株式会社では、これまで培ってきたロープ製造技術と、エレクトロニクス技術を組み合わせた舶用イルミネーションシステム/スワンライトロープの LED電球色仕様を開発しました。夜の海に光の造形を与える商品として今後とも広く紹介して参りたいと思います。
スワンライトは郵船クルーズ郵船クルーズ(株)の「飛鳥Ⅱ」にて採用されています
飛鳥Ⅱとは?
- 造船所 三菱重工業長崎造船所
- 就航 1990年
- 全長 241m
- 全幅 29.6m
- 船客定員 960人
- 乗組員数 545人
- 就航海域 世界広海域
2014年9月時点で、日本では最大の客船であり、ワンナイトクルーズから世界1周旅行まで様々な運用がされています。
採用のポイント
- 過酷な海洋気象環境に長期間耐えうる耐久性
- 機能性
- 取り扱いの容易さによる乗 組員の負担軽減
- 低ランニングコスト
- 高い視認性
商品の特徴
- 発光ダイオードとは? (LED=Light Emitting Diodeの略)半導体ランプの一種。
- 高い防水性・耐食性で、全天候において長期の使用に耐えられます。
- 灯数を自由に設定できます。
- 1電源で165m展開できます。
電球タイプとの違い
- 1灯あたり電球タイプは15.4wに対し、LED(電球色)は9wなので、電球タイプと比べて消費電力が少なく、光源寿命は電球タイプの3千時間に対してLEDタイプは約2万時間以上の耐久性能を有します。
- 電球タイプとは違い、フィラメントが無いので、引っ張り・衝撃に強くメンテナンスフリー。
- 電球タイプは点灯時に発熱しますが、LEDタイプは発熱が少ない。
- 電球タイプは、球切れしたら1ユニット消灯するが、LEDタイプは1灯が故障しても消灯するのはその灯の半分のみで、LED1個が切れるとその1灯のみ明るさが半減します。
- 電球タイプは、電圧ドロップで先端に比べ末端が暗くなるが、LEDタイプは電圧ドロップが少なく、複数ユニットを接続しても明るさが変わりません。